
医療脱毛について調べていると、「755nm」「808nm」「1,064nm」などの数字を目にしたことはありませんか?
これらは**レーザーの波長(はちょう)**を表しており、医療脱毛では脱毛効果を左右する重要な要素の一つです。
しかし、「波長って何?」「数字が違うと何が変わるの?」「どの波長が一番効果があるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
実は、波長によってレーザーが届く深さや得意な毛質、対応できる肌質が異なります。
この記事では、脱毛レーザーの波長について、初心者にもわかりやすく解説します。
波長とは?
波長とは、レーザーの光が持つ長さを表す数値です。
医療脱毛では「nm(ナノメートル)」という単位で表されます。
例えば、
- 755nm
- 808nm
- 940nm
- 1,064nm
などが代表的な波長です。
この数字が変わることで、レーザーが皮膚のどの深さまで届くかが変化し、脱毛効果にも違いが生まれます。
波長が違うと何が変わる?
波長の違いによって変わるのは、主に次の4つです。
毛根まで届く深さ
波長が短いほど皮膚の浅い部分へ反応し、波長が長いほど深い毛根まで届きます。
そのため、毛根が浅い産毛と、深いヒゲでは適した波長が異なります。
メラニンへの反応
波長が短いレーザーほど、黒いメラニン色素へ強く反応します。
一方、波長が長いレーザーは皮膚表面のメラニンへ反応しにくく、深部へ届きやすい特徴があります。
肌質との相性
波長が短いレーザーは色白の方に向いている一方、波長が長いレーザーは色黒や日焼けした肌でも照射できる場合があります。
痛み
レーザーの種類や照射方式にもよりますが、波長が長く深部まで届くレーザーは刺激を感じやすい傾向があります。
医療脱毛で使用される3つの波長
アレキサンドライトレーザー(755nm)
755nmの波長を持ち、黒いメラニン色素へ強く反応します。
ワキや腕、脚などの濃い毛に高い脱毛効果が期待できます。
一方で、色黒や日焼けした肌では照射できない場合があります。
おすすめ部位
- ワキ
- 腕
- 脚
- 胸
ダイオードレーザー(800〜940nm)
800〜940nmの中間的な波長を持つレーザーです。
産毛から比較的濃い毛まで幅広く対応できることが特徴です。
また、色黒や日焼けした肌にも対応できる機種が多く、全身脱毛で人気があります。
おすすめ部位
- 顔
- 背中
- 全身
- 腕
- 脚
ヤグレーザー(1,064nm)
3種類の中で最も長い波長を持っています。
ヒゲやVIOなど毛根が深い部位への照射が得意です。
皮膚表面のメラニンへ反応しにくいため、色黒や日焼けした肌にも使用できる場合があります。
おすすめ部位
- ヒゲ
- VIO
- ワキ
- 男性の全身脱毛

波長ごとの比較表
| レーザー | 波長 | 深さ | 剛毛 | 産毛 | 色黒肌 | 痛み |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アレキサンドライト | 755nm | 浅い | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | △ | ★★★★☆ |
| ダイオード | 800〜940nm | 中間 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ◎ | ★★☆☆☆ |
| ヤグ | 1,064nm | 深い | ★★★★★ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★★★ |
波長が長いほど効果が高い?
「波長が長い方が奥まで届くなら、一番効果が高いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、そうとは限りません。
例えば、
- ワキなら755nmでも十分高い効果が期待できる
- 顔の産毛なら808nm前後が向いている
- ヒゲなら1,064nmが適している
というように、毛質や部位によって最適な波長は異なります。
つまり、「最も長い波長=最も優れている」ではなく、脱毛したい部位に合わせて選ぶことが重要です。
波長だけで脱毛機を選んでいい?
波長は重要なポイントですが、それだけで脱毛機を選ぶのはおすすめできません。
次のような点も確認しましょう。
照射方式
- 熱破壊式
- 蓄熱式
照射方法によって効果の感じ方や痛みに違いがあります。
レーザーの種類
最近では、複数のレーザーを搭載した脱毛機も増えています。
例えば、
- ジェントルマックスプロプラス
- ジェントルマックスプロ
- ソプラノチタニウム
- スプレンダーX
などは、部位に合わせて複数の波長を使い分けられるため、幅広い毛質へ対応できます。
冷却システム
冷却機能が充実している脱毛機では、痛みを軽減しながら施術を受けやすくなります。
波長選びで失敗しないポイント
レーザーを選ぶ際は、脱毛したい部位を基準に考えることが大切です。
- ワキ・脚ならアレキサンドライトレーザー
- 顔・背中ならダイオードレーザー
- ヒゲ・VIOならヤグレーザー
また、全身脱毛では部位ごとに毛質が異なるため、複数の波長を搭載した脱毛機を選ぶことで、より効率的に脱毛を進められます。
まとめ
波長とは、レーザーが持つ光の長さを表す数値であり、脱毛効果を左右する重要な要素です。
一般的に、
- **755nm(アレキサンドライトレーザー)**は濃い毛に強い
- **800〜940nm(ダイオードレーザー)**は産毛や全身脱毛に適している
- **1,064nm(ヤグレーザー)**はヒゲやVIOなど深い毛根に強い
という特徴があります。
ただし、最適な波長は脱毛したい部位や毛質、肌質によって異なります。
医療脱毛を検討する際は、波長だけでなく、レーザーの種類や照射方式、導入している脱毛機まで確認し、自分に合った機種を選ぶことが満足度の高い脱毛への近道です。

